あなたもここ数日、ようやく新型コロナウイルスの収束の兆しがみえてきたことにほっとされているかもしれませんね。
でも、せっかくなので、いままでのコロナ対策を有効に活用してみませんか?
これからは手足口病が流行る季節です。
この病気もウイルスによる感染症で飛沫感染 ※1、接触感染 ※2 など対策や予防法は新型コロナウイルスとほぼ同じです。
しかも手足口病は子どもだけがかかる病気ではありません!
大人がかかると子どもよりも重症化する可能性があるので、この機会にしっかりと手足口病の症状と対策についてお勉強してみませんか?
目次
手足口病はどんな病気?その症状は?
手足口病は夏場に流行する、一種の風邪です。
ウイルスによる感染症で7月に感染のピークを迎える(子どもたちのプールの時期)と把握されているかたも多いのではないでしょうか。
ただ、風邪と少しちがうのは赤い発疹(水疱のような形状)が口の中、手のひら、足の裏などにできるところです。
3~6日間の潜伏期間を経て、倦怠感や筋肉痛、関節痛、発熱に加え発疹の症状が見られた場合は手足口病の可能性が高いので早めに医療機関を受診しましょう。
手足口病は子どもからうつると大人は重症化!
手足口病は子どもの病気というイメージがどうしても強いですよね。
ところが、手足口病も新型コロナウイルスと同様に飛沫感染※1、接触感染※2 でうつる感染力の高い夏風邪で、大人もかかります。
しかも「コクサッキーウイルス」「エンテロウイルス」など同じ名前のうしろに数字がついていて、実際には何種類ものウイルスが存在します。
一度かかったからといって安心できないのが手足口病なのです。
ちがう数字の「コクサッキーウイルス」にかかれば、再び発症してしまうので案外、厄介な病気なんです。
※1 飛沫感染
感染している人が咳やくしゃみをしたときに、病原体が含まれた小さな水滴(飛沫)が口から飛び出すので、これを近くにいる人が吸い込むと感染します。これが「飛沫感染」です。水滴は1~2m飛び散るため、ショッピングモールなどの混み合った場所では感染しやすくなります。マスクをしたり、人混みを避けるなどの工夫をしましょう。
※2 接触感染
細菌やウイルスなどの病原体が付いている手で口、鼻、目を触ることによって、病原体が体内に侵入することを「接触感染」と言います。たとえば、ヘルパンギーナ、手足口病、咽頭結膜熱などに感染した子どもが使ったタオルには病原体が付いている可能性があるので、このタオルを誤って使ってしまうと感染するおそれがあります。
手足口病対策はどうしたらいいの?
では、具体的に手足口病にかからないようにする方法についてご説明していきます。
手足口病は感染した子どもを看病しているお母さんや、公共機関などで保菌者が触れたものを触ってしまった大人もかかる病気です。
手足口病にならないためには、つぎのことを徹底して実行しましょう。
手洗い、うがいはしっかりやる
手足口病も新型コロナウイルス感染症予防対策と全く同じです。
飛沫感染、接触感染でうつる病気なので自分の口内に感染者の菌が入らないように手洗い、うがいは毎回欠かさないように!
もし、お子さんの看病をする場合はマスク着用で!
免疫力の下がったときは要注意!
大人が手足口病にかかりやすいケースをここからご案内していきます。
・睡眠不足
・日焼け
・暴飲暴食
・生理(女性)
これらの状態のときは免疫力が下がり感染しやすくなります。
一般的には一週間ほどで治る病気ですが重症化すると危険な合併症(髄膜炎、脳炎、心筋炎他)を起こすこともあるので、子どもの病気と楽観視できません。
疲れを残さないよう気をつけて生活していきたいですね。
手足口病の症状を知り対策も万全に!
いかがでしたか?
手足口病の予防は、いまのあなたなら完璧にできそうですね。
新型コロナウイルス感染症予防で清潔な生活習慣を送っていたことが手足口病にもきっと活きてくるはずです。
いまから流行する手足口病に備えてコロナの経験を有効活用していきましょうね!